まかない。
- ながみね
- 2021年11月27日
- 読了時間: 3分

わたしが修行していたトロパンのシェフ、田中さんは
おいしいものを食べてもらいたい、という事をとても大切にしていました。
田中さんは、舌がおかしくなるから、とコンビニのご飯は一切食べません。
なのでわたしも、なるべく変なものは食べない様にしていました。
変なもの食べるくらいなら、お腹が空いていても食べない、という選択をとっていました。
となるとお金も無いので、必然的に自炊しないといけないのですが、毎日の激務と毎日の勉強の後に自炊をする事は困難で、ご飯を食べずに寝てしまう事はしばしばでした。
それじゃ、あかん。(田中さんは神戸の出身です。)
という事で、毎日田中さんが賄いを作ってくださる様になりました。
毎日、スタッフの健康を考えてどんなに忙しい日でも作ってくれました。
おいしいものを食べてもらいたい、を大切にしている田中さんは
賄いだからと言って、一切手抜きなしです。
冷たいものは冷たいうちに。
熱いものは熱いうちに。
自分の都合で、食べずに後回しにしたりなんてしたら、もちろん怒鳴られます。
パスタ、のびるやんけ!!!
それぐらい、おいしいものに対して本気でした。
本当においしいものを作るのって、簡単なことじゃないんだと教えて頂きました。
だから職人さんは毎日勉強したり、データをとったり、ああじゃないこうじゃないと考えたり、する訳です。
そんな毎日の積み重ねが大切なんですが、食べる時はそんな難しいこと抜きで、
あぁ、おいしなぁ。としみじみ思ってもらえる
そんなパンが作りたいです。
わたしは本当の『職人』と呼べるような人にはまだまだ程遠いです。はるか雲の上です。
でもただの『パン焼ける人』でもいいので、わたしもどうにかしがみついていたいです。
ガジーッ!って。
わたしも、そっち側に 居たいって思うからです。

↑ガジーっ、の図
料理は、出来たらすぐ食べる。が鉄則なので
まわりでご飯の前に写真を撮っていたりするのが少し苦手でした。
わたしも最近インスタグラムを始めて、ごはんの写真を撮ったりするの、
ほんとはものすごく苦手です。
冷めるやんけ!って思っちゃうからです。
でも、すてきな写真が上がっているのをみると、
あたしもいいカメラでとろうかしら…なんて思っちゃいます。
人間て、難しいです。
ごはんの写真撮ってると、いっつも田中さんの
パスタのびるやんけ!を思い出します。
そんな事を考えながら撮った上の写真は、この間作ったシンプルペペロンチーノです。
赤筋にんにくという、うまにんにくをいっぱい入れました。
普通のにんにくと違い、やさしい味なのでいっぱい入れてもノープロブレムです。
わたしの住んでいる隣の部落で作られている、会津の伝統野菜だそうです。
知らない事、まだまだたくさんあるなぁ。
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