身の丈に合っている事が大切。
- ながみね
- 2021年11月22日
- 読了時間: 3分

みちで大切にしたいのは、
『安心でおいしい事。そして、がんばりすぎない毎日。』です。
わたしは、TOLO PAN TOKYOというお店で6年半修行してきました。
修行中は、とにかくたくさんの仕事をしながら色々な事を学びました。
3年間は続ける事、
仕事が終わってからは、理論の本を読んで勉強する事、
というのが、シェフの田中さんと入社した時にする約束です。
今は、働き方改革という言葉が出来て会社で働ける時間が限られていますが、実働8時間で学べる事なんてほんの僅かじゃないかなあと思います。
準備の仕方や、道具を置く位置や片付けの仕方や、そんな単純な作業でも、何度も何度も繰り返してひとつひとつの作業の意味を考えながら仕事をする。
修行するって、お店で8時間働いて、はいお疲れっしたー。で終わりな訳じゃないと思います。
仕事中はもちろん、仕事が終わった後の過ごし方が大切なんだと思います。
労働時間が限られているなら尚更…。
職人さんになりたいなら1回は、そういう無理したり、我慢したりしないといけない時間て絶対必要だと思います。
(あくまで、わたしのなりたい職人像です…)
わたしは、トロパンでの修行を終えて地元に帰って来てから、完全に燃え尽き症候群で、パンの勉強も辞めてしまい、自分のお店を持つ事も半ば諦めていました。
お酒を飲んでは、あたしのなりたかった大人はこんなんじゃない…とクダを巻き…
完全に 落ちこぼれです。
しかし、もう1回自分の夢のために頑張ってみよう!と思ってから、またパンの勉強を再開しました。
仕事が終わってから、ドトール(大好き)に行って、1時間〜1時間半本を読んで、パンの勉強をすることにしました。
しかし、半年ほど経った頃、夏バテも重なり、完全に体調を崩しました。
そして全快するのに2ヶ月かかりました。
若い頃とは、違うんだ…と感じました。
これからは、長く続けて行けるやり方を探そう、
身の丈に合ったやり方でやっていこう。
勉強も1時間が無理なら、15分でもよし、とすることにしました。
そんなんで人に喜んでもらえるもんがつくれるかぁ!と、
田中さんに怒られるかもしれませんが、自分の身の丈に合わせて続けられるやり方でやっていこうと思いました。
パンを買ってくれるお客さんの、がんばりすぎない毎日にもお供できたらいいなぁ、と思います。
パンを食べる時、毎回全部おしゃれに手作りするなんて無理。
スープはお湯を注ぐだけのクノールだっていいじゃないですか。
サラダはコンビニで買ったっていいし、昨日残った煮物と一緒に食べたっていい。
立ったままかじったっていいです。
みんな、自由になるために 生きてんです。
写真はこの間食べたシンプル昼ご飯です。
クノール、おいしいですよね、
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