段取り。
- ながみね
- 2023年4月6日
- 読了時間: 2分

パンを焼く段取りを毎日前日の夜に考えています。
ただ、窯の温まり方や、生地の発酵具合が毎日違うので、
当然ですが、段取りが狂う事もしょっちゅうです。
コレを間違うと、本当に最低な1日になります。
まず、焦る。
そして、オープンまでにパンが焼き上がらない。
そういう日に限って、オープン前からお客さんがめちゃくちゃ来る。
そうすると、ますます上手くいかなくなる。
結果、仕事が後手後手になって労働時間が伸びます。
窯がすぐにいい感じに温まる時と、全然温まらない時。
いったい何が違うんだろう。
薪の違いなんだろうか。
うぅむ。
毎日、火入れして火を眺めていると
ボーッと見入ってしまう。
あぁ!ダメだダメだ!
分割しなきゃいけないし、計量もしなきゃ、いけない。
と、誰も居ないので
自分で自分を奮い立たせています。
パン作り、毎日必死です。
パン作り、毎日楽しいです。
わたしが初めて勤めたパン屋は、
全員、ゾンビみたいにただただ仕事してました。
楽しそうに働いてる人なんて1人もいなかった。
本当にパン作ってる人なんて1人もいなかった。
ただ、働いてる。そんな感じでした。
だから、わたしはトロパンの田中さんと一緒に働いた時、とても驚きました。
こんなに楽しそうにパンを作る人、いるんだ。
こんなに目がキラキラした大人、いるんだ。
パンて、こんなに夢があるんだ。
大人になっても、こんなに沢山夢を持ってる人いるんだ。
こんな大人になりたい。
田中さんは、毎日とてもイライラしていました。
それは、きっと誰よりも必死だったからです。
誰よりも、美味しいパンを作りたいと本気で思っていたからだと思います。
だから、誰よりも毎日楽しそうでした。
私も、そこにほんの少し
近づいている気がして 嬉しかったです。
窯の声や、パンの声に耳をすまして。
毎日必死になってパンを焼く。
それでも上手くいかない。
だから毎日イライラして、キッチンの中を走り回っている。
パン屋のキッチンは、のんびりしてる時間
ないんです。
ビリビリしてんです。
ジャムおじさんみたいな人は
ちゃんとしたパン屋には、おりません。
ちなみに、パン屋みちのキッチンは
トロパン程ビリビリはしてませんが、
ピリッ。くらいは、してます。
しんどい。
とてもしんどい。
でも
だから、楽しい。
だから、嬉しい。
美味しいパンを作って、みんなに食べてもらいたい。
ただそれだけ。
明日もがんばろう。
パン、買いにきて下さい。
煙突の下で、待ってます。
最近は、キジがよく散歩してます。
ケンケーンと鳴く声が、
朝の澄んだ空気にこだましてます。
写真は、独特なセンスの色使い。です。
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